杜の郷霊園 庭園樹木葬( 千葉県八千代市)
樹齢20~30年の18本の枝垂れ梅と白の玉砂利が四季を通して楽しめる枯山水のコントラストを演出
東京都心、千葉各所から好アクセスの大型霊園として、千葉県八千代市に2011年に開園した「杜の郷霊園」。その広大な敷地の一角に2015年11月に枝垂れ梅をシンボルツリーとした千葉県最大級の「庭園樹木葬」が誕生した。
樹木葬のシンボルツリーといえば桜の事例は多いが、枝垂れ梅は全国でもおそらく「杜の郷霊園」と姉妹霊園の「梨香の郷」くらいかと思われる。
その枝垂れ梅をシンボルツリーとした杜の郷霊園の「庭園樹木葬」、そのスケールには驚かされる。お参りの際の花立が並ぶ間口幅が約20m、奥行きが約50m、敷地面積約1,000㎡(約330坪)。その広い敷地の左右には樹齢20~30年の18本の枝垂れ梅が整然と植樹され、一面に敷かれた白の玉砂利が見事に調和し、贅沢で気品のある純白に輝く枯山水を形成している。
春先の2~3月の濃いピンク色に染まる光景は圧巻だ。また新緑の芽吹きの5月頃から秋にかけての緑と白のコントラストも趣きを感じさせる。さらに落葉後の冬期の枝ぶりも枯山水との造形美を演出している。
同園を管理・運営する株式会社川辺(本社=東京都江戸川区)の宇治野和昭会長は、庭園樹木葬の発想について、「墓石との住み分けとしての樹木葬、さらに四季を通して楽しめる癒し空間、その究極が枝垂れ梅と枯山水の調和」と語る。しかも、「樹齢20~30年の枝垂れ梅を求めて、造園屋さんと一緒に九州各所を回り厳選しました」と、そのこだわりの想いも語ってくれた。
有期限が多い中で骨壷での永久埋葬は魅力!販売も好調で4,989区画のうち半数超が完売
そもそも最初の「庭園樹木葬」の誕生は、(株)川辺が管理・運営する「市川南霊園梨香の郷」(千葉県市川市)に2015年7月にオープン。しかし、同年11月には「杜の郷霊園」にも誕生する。いずれも大規模霊園の一角ではあるが、葬送の多様化や墓地区画面積の縮小化など、お墓ニーズの選択肢の多様化への対応である。
特に杜の郷霊園の「庭園樹木葬」は、オリジナル性のある大胆な発想が功を奏した事例といえそうだ。実際にこれまで全4,989区画のうち半数超が完売している。ゆったりをした時間の流れが体感できる霊園環境もさることながら、埋葬期限の有期限が多い中で骨壷(一部精霊袋)での永代供養永久埋葬は大きな魅力といえよう。
ユニバーサルデザインで設計された敷地面積33,000㎡(10,000坪)の大規模霊園としての利点も多い。広い大管理棟では法事室のほか、和室・洋室の会食場、大型休憩室も完備、気軽に利用できる。また電車でお参りの方には、近隣2駅からの無料送迎バスも運行している。
四季を楽しめる枯山水風の「庭園樹木葬」が、骨壷の永久埋葬でありながら1霊位が20万円
千葉県最大級で四季を通して楽しめる枯山水風「庭園樹木葬」、さらに永代供養永久埋葬でありながら、1霊位20万円(骨壷埋葬)、2霊位30万円(精霊袋での埋葬)の価格設定はお得感が大きい。契約後の管理費なしも魅力だ。ほか「庭園樹木葬」の側面の庭園葬プレート(俗名)代が1霊位16,500円、2霊位33,000円。納骨手数料20,000円がかかる。
なお「庭園樹木葬」は「南無の郷霊園」では、枝垂れもみじの樹木葬。「第2南無の郷霊園」では、源平しだれ桃の樹木葬。「市川南霊園梨香の郷」では、枝垂れ梅の樹木葬が販売されている。