広島平和霊園 樹木葬エリア(広島市西区)
多彩なバリエーションの回遊式庭園をイメージ。人気の「Ventvert ヴァンヴェール~永遠の杜~」
低山登山でも人気のある己斐の山並みの中腹に位置する広島平和霊園。その山の起伏を活かして整備された霊園は、総区画数16,000を誇る大型公園墓地に発展。霊園の眼下に広がる瀬戸内海の美しい眺望は素晴らしく、春には園内の随所に桜が咲き誇り、参道沿いに色鮮やかに咲くツツジなど、四季の彩りが癒しの風景を演出している。
その広島平和霊園の3ヶ所のエリアに、それぞれ特色が異なる樹木葬墓地が誕生。広い敷地を活かした樹木葬は、一般墓所とは差別化を図ることで、選択肢の幅が広がり人気を呼んでいる。ではそれぞれのエリアごとの紹介してみよう。
まずは段々に連なる最も下のエリアに誕生した樹木葬墓地、「Ventvertヴァンヴェール~永遠の杜~」。段差のある細長く広いエリアを見事に活用し多彩なバリエーションの樹木葬を展開している。広い車道(参道)から入ると、エリアの隅々まで乱張りされた明るく眩しいほどの敷石が、異次元空間を思わせる。
手前と奥には桜をシンボルツリーに円形サークル。中央通路の緩やかな曲線は飽きのない回遊式庭園をイメージしている。その真ん中付近には、女性専用のお一人様樹木葬「椛MOMIJI」とお一人様樹木葬「ミモザMIMOZA」を、通路を挟んで対照的に配置し、単調さを感じさせない設計となっている。
また高級墓石型の石塔は4種類を用意。同園の指定石材店(株)日本石材の藤原淳支店長は、「価格的には一般墓に近い200万円以上の石塔から売れています。多分に明るさや開放的な環境が影響していると思います。この好調な結果から次の計画も進んでいます」と、さらに期待が膨らみそうだ。
樹木葬の集合体「ピースガーデン」エリアは扇型に広がる斬新で贅沢な癒し空間を演出!
次に「Ventvertヴァンヴェール~永遠の杜~」エリアとは、発想もスタイルも異なるさまざまな樹木葬の集合体ともいうべき「ピースガーデン」エリアだ。桜の樹木葬「桜華~OUKA~」は、シンボルツリーの桜を中央に配した永代供養墓。1~3人様用だが墓じまい不要の完全個別納骨が魅力だ。
また同じ桜がシンボルツリーの「桜輝~OUKI~」は、芝生樹木葬タイプとプレートタイプの2種類。ただしどちらも13年の期限付(延長が可能)が「桜華~OUKA~」とは異なる。さらに同エリアには桜合同樹木葬も。合祀墓のみは埋葬料お1人様80,000円だが、追加費用20,000円でネームプレートを付けることができる。
この三つの異なる桜樹木葬が配置されている「ピースガーデン」エリア。扇型に広がる全体の設計デザインも、斬新で贅沢な癒し空間を演出。またその半円形の通路に沿った芝生エリアも、墓石プレート型の樹木葬墓所となっており、無駄のない造りになっている。まさに樹木葬の集合体といえよう。
最初の樹木葬エリア、「ガーデニング樹木葬」。最も高台にありここからの眺望はまさに爽快だ
広島平和霊園の最も高いところに位置するのが、最初の樹木葬、「ガーデニング樹木葬」だ。ここからの眺めが最も爽快といっていい。4種類の形、9種類の石種から選べるメモリアルストーン付きで740,000円~(2~3人様まで)。原則13年の期限付きだが、年間3,500円の管理費を支払っている間は無期限で永代供養が可能だ。
なお、原爆の被爆体験を漫画にした「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんのお墓も、ご本人のご希望で「ガーデニング樹木葬」の隣に見守るように建っている。