年を重ねていくたび、少しずつ“人生の終わりについて考える「終活」”を意識しますよね。様々な身辺整理をおこなう終活のなかでも、実は意外と大事なのが「写真・アルバム」の整理。特にデジタルに親しみのない世代の人だと、紙の写真アルバムが何冊も存在していて手を焼くことも。そこで今回は、膨大な写真を上手く整理するコツを紹介していきます。

思い出を振り返りながら楽しく終活できる“アルバム整理”
たかが写真といえど、たくさんの思い出がつまったアルバムはなかなか処分しにくいもの。「写真って、本人じゃないと捨てにくいんだよね」「残される側としては、写真が出てきたらついつい残しておきたくなる。事前に整理しておいてくれるとありがたい」という声が多く、本人以外ではなおさら扱いに困るようです。
アルバムを整理するためにおすすめなのが、スマホやパソコンでデータ化して写真を捨ててしまうという方法。データであればかさばらず複製も簡単にできるので、家族間で共有できるメリットもあります。とはいえデジタル機器に馴染みがなければ、自分で処理するのは難しいかもしれません。その場合は写真をデジタル化するサービスを利用するのも良いでしょう。
また、「1つのシチュエーションにつき1枚しか残さない」というルールで整理する人もいるよう。たとえば、旅行の写真でも「ひとつの場所で1枚」というルールを決めて、それ以外のものは捨ててしまいます。思い出は残しつつも写真のボリュームを減らせるので、意外と有効ですよ。
アルバムを整理する際は「もったいない」「また見返すかも」と思う人が多いですが、「結局写真は見返さないよ」「整理してたらアルバムなんてなくても全然問題ないことに気づいた」という声も。また、整理中に気に入った写真が出てくることもあるので、アルバム整理は「遺影選び」としてもかなり有効です。整理の際は、遺影に使えそうな写真があるかも意識すると良いでしょう。
アルバム整理は、思い出を振り返りながら楽しく作業できる終活の1つ。いつでも気軽に始められるので、今回の記事を参考に少しずつ進めてみてくださいね。