日本の香文化を体験できるイベント「香り博」(https://kaorihaku.com/)が、「お香の日」である4月18日から開催中だ。前回までの東京・銀座、京都に加え、鎌倉にもエリアを拡大した本イベントの見どころをレポートする。(文:有馬ゆえ)

“香文化”をイベントで体験
「お香の日」である4月18日から、日本の香文化を体験できるイベント「香り博2026」が開催中だ。本イベントは、鳩居堂(京都府京都市)、松栄堂(京都府京都市)、日本香堂ホールディングス(東京都中央区)の老舗薫香メーカー3社が主催し、1400年続く「日本の香文化」を未来に継承することを目的として企画され、2024年に初開催された。
第3回目となる今回は、従来の東京、京都に、鎌倉を加えた3エリアで展開。主催三社の各店舗と、無印良品銀座、無印良品京都BALに加え、初参加となる鎌倉の鬼頭天薫堂の店舗が舞台となる。
今回のテーマは、「明日につなげる香り~Where Scents Meet Tomorrow~」。5月17日までの期間中は、各エリアの各社店舗を中心に横断的に実施されるスタンプラリーのほか、「香道体験」「聞香」「聞酒会」「和香六木・組香体験」などの香り文化体験プログラムや、「匂い袋づくり」など香りを調合して楽しめるワークショップなどが開催される。
また、300年以上の歴史を持つ老舗三社による共創も。イベントテーマのもと、鳩居堂、松栄堂、日本香堂の各社がそれぞれに創香したお香のシリーズ「TRINEX(トライネクス)〈未来三香〉」を数量限定で発売するのだ。
「“未来の香り”といっても、その解釈は三者三様。甘酸っぱく軽やかな印象の鳩居堂の『いちごパフェ/Strawberry Parfait』、白檀をベースに宇宙の広がりを感じさせる松栄堂の『未宙/MISORA』、檜と乳香の調合と岩水空気の調香がアコードする日本香堂の『普遍、その先へ/Heritage Hybrid 2026』と、個性豊かなラインナップに、日本の香り文化の奥深さを感じていただければ」(香り博実行委員会・広報担当の青山加奈さん)
ITにより急激に社会が変化する中で、リアルな体験の価値が見直されている現代。日本の伝統的香り文化は、新たな癒やしの形となって歴史をつないでいくのだろう。(了)

三社コラボ商品「TRINEX〈未来三香〉」
鳩居堂・松栄堂・日本香堂の3社(TRI)が、“香りを未来(NEXT)へ繋ぐ(NEXUS)”をコンセプトに共同開発した限定シリーズ。全3種で、価格は各1760円(税込)。「香り博2026」参加店舗(一部店舗を除く)にて、4月18日より数量限定販売。



