社会環境の変化などから、「終の棲家」を自宅以外に求める需要が高まっているようです。将来的に老人ホームへの入居を検討中という人も多いのではないでしょうか? 高齢者が増え、介護事業の競争が激化したことで、最近は特色のある老人ホームが数多く開園しています。今回は、都市部を中心に増加中の「高級老人ホーム」について詳しくご紹介しましょう。

「高級老人ホーム」はすべてがゴージャス!
「高級老人ホーム」に明確な基準はありません。一般的には「入居一時金1000万円以上」の施設のことを指しますが、立地やグレードによっては5000万円を超えることも。より快適かつ充実した老後を送るためのサービスが豊富なぶん費用が高く、月額利用料は数十万円から数百万円ほどかかります。
高額なだけあって、「高級老人ホーム」は全ての面でさすがの豪華さを誇ります。基本的な立地は交通の便が良い都市部の高級住宅街。リゾート地や避暑地にある施設であれば、オーシャンビューや富士山を一望できるような絶景が魅力です。贅沢な内装の居室は一般的な老人ホームより平均で2倍以上広く、トイレなどの水回りも共用ではありません。
加えて、施設内にはフィットネスルームやマッサージルーム、シアタールームや温泉を引いた大浴場など、普通の老人ホームにはない様々な設備が揃っています。サービス面では、プロの演奏家を招いてのコンサートやサークル活動の運営、日常の細々とした要望に応えるコンシェルジュサービスまで。まるで一流ホテルのようなホスピタリティですね。
レストランで提供される料理は腕利きのシェフによるもので、美味しいのはもちろんのこと、栄養バランスがしっかり考えられています。また、施設内には介護士だけでなく看護師も常駐している場合が多いため、いざという時にも迅速な処置が受けられることでしょう。健康は何よりの宝ですから、サポートが手厚いのは心強いものです。
ちなみに、俳優の北大路欣也さんもご夫婦で都内の高級老人ホームに入居されているそうです。環境の整った施設で悠々自適、時にはアウトドアなども楽しむという生活が、80歳を超えてなお精力的に仕事をこなす原動力なのかもしれません。ぜひ参考にして、元気で充実した日々を過ごしていきたいですね。



