年を重ねると、体力や運動機能の低下、実家じまいなど、様々な理由から住み替えが必要となることも。そんな時、選択肢のひとつとなるのが「高齢者向け住宅」。老後の快適な日常生活のためにはどのような点に注意して選べばよいか、入居前のチェックポイントを紹介していきましょう。

バリアフリーと防犯性をチェック
老後の生活を安心して過ごすためには、転倒リスクの少ない家であることが何より重要。高齢になると、わずかな段差でもつまずきやすくなり、転倒すると寝たきりになってしまう恐れもあります。戸建てかマンションかにかかわらず、どれだけバリアフリーを取り入れているかをしっかり確認しましょう。
段差がある場合には、スロープを設置できるかどうかも大切なポイント。車椅子の使用や、介護が必要になるケースも想定し、扉が引き戸か、戸口や廊下の幅が十分確保されているかなども合わせて調べておくことをお勧めします。
他にも、加齢により筋力や視力が落ちるため、扉や窓の開閉が負担になる重さではないか、窓は自然光を取り入れ、明るさが十分あるかなどを意識するとよいでしょう。間接照明はおしゃれですが、足元が暗いと転倒リスクが上がるので要注意。フットライトなど他の照明を併用することで解決できるので、安全かつ心地よく過ごせる最適な組み合わせを考えてみてください。
バリアフリーと並び確認したいのが防犯性。高齢者だけの生活は、強盗など犯罪のターゲットになりやすいため、オートロックはもちろん、簡単にこじ開けにくい精密な錠前や防犯ガラスが採用されていると安心です。また、災害時を考慮して周辺地域とのつながりを保てるよう、コミュニティに参加しやすいことも意外に大事なポイントかもしれません。
近年は、老人ホームより自由度の高い「サービス付き高齢者向け住宅」を選ぶ人も増加しています。バリアフリー構造である上に、ケアの専門家が常駐し、安否確認や生活相談のサービスが受けられる点が人気の理由。ただし、気に入った物件が見つかっても即決はせず、自分の希望に合わせてサービスの頻度を選べるかなど、実際に見学して確かめることをお忘れなく。
希望条件や優先度を整理し、納得のできる住まいで安心して老後を過ごしたいですね。


