その症状「老眼」かも! 予防策を知って見える目をキープしよう【ちょっとカラダにイイ話vol.1】

       
ちょっとカラダにイイ話 医療・介護
2025.08.18

加齢とともに進む老化現象。中でも生活面において大きな影響を及ぼしかねないのが「老眼」です。老眼は目が見えにくいといった症状だけでなく、体の不調につながる場合も。老眼によってどのような症状が現れるのか、そのメカニズムと簡単にできる老眼予防策をご紹介しましょう。

老眼予防は目を大切にする“日々の習慣”から

老眼は加齢に伴って起きる症状で、40代頃から症状を感じる人が多いようです。また最近ではスマートフォンを長時間見る人が増えたことから、若い人でも視力が低下する「スマホ老眼」を発症する場合も。

老眼の症状としては目が疲れやすくなったり、物の輪郭や文字がぼやけるといったことがあげられます。これはピントを合わせる役目を担う水晶体の機能が、加齢によって低下したことで近くのものが見えにくくなったため。老眼を放置すると頭痛や肩こりを引き起こす原因になる場合もあるため、早めに対処することが重要です。

老眼の症状がひどくなる前に、簡単にできる予防策をご紹介しましょう。まず、目の前から15センチほど離したところに指を立て、指先にピントを合わせてください。さらにその指先から後方にある遠くのものにピントを合わせます。あとはこれを2秒ずつ交互に5回繰り返すだけ。コンタクトなどをつけたままでもおこなえるので、毎日意識的におこなうのがおすすめです。

また、疲れ目には電子レンジなどで温めた蒸しタオルや、ホットアイマスクが有効。眼球を温めることで筋肉がほぐされるだけでなく、ドライアイの予防や改善にもなります。

さらに、栄養を意識した食事を摂るのも老眼予防には重要。たとえばブルーベリーなどに含まれるアントシアニンは疲れ目に効果があります。他にもカボチャに多く含まれるビタミンEは目の老化予防、納豆に含まれるコンドロイチンには老眼回復の効果が期待できるため、日々の食事に取り入れてみてください。

加齢とともに誰にでも起こる老眼。できるかぎり長く見える状態を維持するためにも、日頃から目を大切にする習慣を意識して過ごしていきましょう。