「死」は誰にでも訪れますが、自分の葬儀について考える人は少ないのではないでしょうか。ましてや、自分が最後に入る棺について思い浮かべる機会はほとんどありませんよね。ところが最近、「終活」のひとつとして「入棺体験」が話題になっています。なぜ生前に棺に入る体験をする人が増えているのか、詳しく見ていきましょう。

入棺カフェまで登場! かわいいデザインの棺に家族で入って記念撮影
「入棺体験」では、実際に棺の中に入り、外から蓋をしてもらい真っ暗な状態で過ごします。時間は3~5分ほどで、なかにはお経を読んでもらうという人も。おりんの「チーン」という音が棺の内側に響いてきて、とても穏やかな気持ちになるといいます。途中で息苦しくなったり怖くなった場合は出してもらえるため、安心して試せますね。
体験プログラムでは、参加者同士でお互いの人生を質問し合ったり、自分宛の弔辞を書いたりすることも。そうすることで、これまで気づかなかった自らの死生観に触れ、残りの人生の過ごし方や葬儀の形を考えるきっかけになるとされています。また、死を見つめることで、自分や家族の最後への不安が和らぐこともあるそう。
2024年7月には、千葉県富津市に全国初の「入棺カフェ」がオープンしました。棺桶は葬儀で使われるため、近寄りがたかったり、マイナスのイメージになりがち。でも、明るく楽しいお別れの仕方があってもいいのではないかと考えた、葬儀屋かじや本店株式会社とGRAVE TOKYOのコラボで始まりました。
GRAVE TOKYOは「かわいい葬儀具」を販売するブランドです。色とりどりの花がプリントされた棺桶は華やかで、枕まで柄をそろえたデザイン。シングルタイプのほかにダブルタイプもあり、家族で入棺して記念撮影をする姿も見られます。
入棺体験をした人の中には、人生観が変わったという人も。自分のこれまでの人生を振り返りたい人や新たな一歩を踏み出したいときに、一度体験してみてはいかがでしょうか。

