「終活」という言葉から、明るく楽しい出来事をイメージするのは難しいかもしれません。むしろ財産や身辺の整理など、地道な作業の方が連想しやすいでしょう。しかし、「残された時間を充実して過ごす」のも大事な終活の一環。最近では、より自分らしく良い気分で日々を楽しむために、「アートメイク」を受ける人が増えているようです。

そもそも「アートメイク」って? シニアに人気の理由とは
アートメイクとは、簡単に言えば針を使って皮膚に色素を入れる施術のことです。当然普通のメイクとは異なり、洗顔や入浴で落ちることはありません。タトゥーに似ていますが、肌のより浅い層に沈着させるため、年月と共に少しずつ色は薄くなっていきます。持続期間はおよそ数年とのこと。
具体的には、アートメイクとして眉毛を描くことで理想の形をキープしたり、唇を好みの色で染めたりすることができます。両方とも顔の印象を大きく左右するパーツですよね。普段のメイクでも、ファンデーションは適当でも眉とリップだけはしっかりやる、という女性は多いのではないでしょうか。
「せめて眉毛だけでも整った状態にしていたい」「口紅を塗った唇の色をキープしたい」… いつも身だしなみを整えておきたくとも、年齢を重ねると視力や筋力の低下でメイクをするのも大変です。眉が薄くなったり唇の血色が悪くなるタイミングでもあり、アートメイクを検討するのと終活を考える時期は、ちょうどマッチしているのかもしれません。
また、「突然倒れてしまったりしたときでも、綺麗な状態でいたい」という理由で希望する人も多いようです。若い世代からは、「高齢の母親からアートメイクをしたいと相談を受けてビックリした」などの声が。人生の最後の段階まで自分らしい美しい姿でいたいという気持ちが、アートメイクの人気が高まっている理由の1つなのでしょう。
終活は残していく人たちのためという面もありますが、何より自分自身のためにするもの。アートメイクという手段を使うことで、充実した日々を過ごせるかもしれません。女性だけでなく、最近では施術を受ける男性も増えてきているようです。興味を持たれた方は、詳細を調べてみてはいかがでしょうか。


