おひとり様問題に多く携わってきた終活弁護士による いままでの経験に基づいた丁寧で詳しい解説

孤独死の発生(発見)に際して対応を求められる全ての関係者に向け、Q&A形式で必要となる知識や手続、また孤独死に備える知識を網羅的に解説しました。実際の相続の現場で出会う悩ましい出来事などもコラムでご紹介します。

具体的なQ&A(55問)でもしもに備える

身寄りのない親族が亡くなり、警察から遺体を引き取るように連絡がありました。

遺体の引取りを拒否できるとは知らずに遺体を引き取ったのですが、生前全く交流がなかったのに、親族という理由だけで葬儀費用をかけて葬儀をするのも納得がいきません。遺体を引き取った以上は葬儀をしないといけないのでしょうか。

遠縁の親族が孤独死したらしく、自治体から遺骨を引き取ってほしいという連絡がきました。

生前の交流はありませんでしたが一応親族だからと遺骨は引き取ったものの、骨壺が家にあるのも悩ましいです。遺骨をごみ収集日に出してしまってよいのでしょうか。出してはいけない場合、どうにか遺骨を手放すことはできないでしょうか。

私には、相続人もおらず、交流している親族もいません。

私が死んだら、遺産は寄付をしたいのですが、遺言を書く際にどのような点に気を付ければよいでしょうか。また、私が死んだ後の葬儀や納骨について、遺言に書いておくことはできるのでしょうか。

私には身寄りがなく一人暮らしです。

先祖代々のお墓を管理していますが、私が死んだ後は、誰もお墓を管理する人がいません。生前にお墓を処分しておこうと思うのですが、どのような手続をすればよいのでしょうか。

月刊仏事 4月号に掲載されています

掲載記事

終活
2022.04.05