「第27回全優石想いを込めたお墓デザインコンテスト」イタリア産大理石を使った豪華な応接室風お墓が大賞に決定

想いを込めて建てられたお墓の写真を通じ、故人への想いや家族の絆を発信し、お墓の価値や大切さを再認識してもらいたいという思いから、一般社団法人全国優良石材店の会(東京都品川区、会長:吉田岳、以下全優石)が1995年より開催している「お墓デザインコンテスト」。本年度の受賞者(大賞1名、特別賞3名、入賞10名)が発表された。

大賞

16トンものイタリア産大理石でつくった豪華応接風のお墓

大賞を受賞したのは、北海道の永倉さんによる、16トンものイタリア産大理石でつくった豪華応接風のお墓。お墓の真中に位置する納骨堂には、純粋な夫婦愛を表現する「Love」の文字が刻まれている。

(永倉智惠子さん/北海道深川市)

特別賞

エジプトへの憧れがつまった「ピラミッド風」「古墳風」のお墓

静岡県の井上さんは、亡き父のためのピラミッド風のお墓で受賞。エジプトへの憧れから、ピラミッドやハトシエプスト女王葬祭神殿のようなお墓を目指した。

(井上利律さん/静岡県富士市)

特別賞

レストランの仕事で常に身近にあった「卵」型のお墓

青森県の畑山さんは、亡き妻とともにあるという想いを、「永遠」の文字が刻まれた卵型のお墓で示した。

(畑山十蔵さん/青森県三沢市)

特別賞

雲を突き抜け光とともに天に昇っていくお墓

北海道の佐々木さんは、若くして亡くなった弟のためのお墓を建立。雲を突き抜け光とともに天に昇っていくイメージを、弟さんの身長に合わせた一本の柱で表現した。

(佐々木陽子さん/北海道札幌市)

入賞

富士山のようなお墓

静岡県の野田さんは、突然亡くなった夫のため、富士山が見える墓地に富士山型のお墓をつくった。

(野田瑞貴さん/静岡県富士宮市)

入賞

金箔貼りの龍が彫られたお墓

長野県の山下さんは、先祖や両親とともに天に昇りたいという想いから、幼い頃から好きだった龍をお墓に刻んだ。

(山下義幸さん/長野県飯田市)

入賞

憧れのゴルフ場の隣にお墓を建立

千葉県の小林さんは、ご夫婦の趣味であるゴルフのショット音を聞きつつ永眠したいとの想いから、ゴルフ場の隣にお墓を建立。墓碑には「仲よし家族、此処に集う」と刻んだ。

(小林正秋さん/千葉県松戸市)

入賞

大好きな両親にマイクと歌本をプレゼント

大阪府の小脇さんは、お墓を「贈り物」だと考え、亡き両親への贈り物としてのお墓を建立。マイクと歌本をプレゼントした。

(小脇一彦さん/大阪府守口市)

入賞

亡き夫が描いた槍ヶ岳と麓の雷鳥が刻まれたお墓

京都府の大塚さんは、絵が好きだった亡き夫の描いた槍ヶ岳と麓の雷鳥が刻まれたお墓を建立。裏側には、夫へのねぎらいの言葉である「今日も一日ご苦労さん、おやすみ、また明日」という文字が刻まれている。

(大塚ふよ子さん/京都府京田辺市)

入賞

「心の旅」と刻まれたお墓を未来につなぐ

群馬県の柴田さんは、息子、娘、孫、誰が継いでもいいようにという想いで、〇〇家のお墓ではなく「心の旅」と入れたお墓をつくった。

(柴田邦明さん/群馬県高崎市)

入賞

亡き夫のお墓はノートパソコン型

京都府の松田さんは、若くして亡くなった夫のため、7回忌を機にご主人が得意だったパソコンのディスプレイを模したお墓を建てた。

(松田佐栄子さん/京都府京都市)

入賞

丸い球体のお墓

香川県の山地さんは、亡き母のため、平穏無事を願う想いから球体のお墓をつくった。

(山地秀紀さん/香川県高松市)

入賞

音楽好きな息子に向けたピアノ型のお墓

神奈川県のM.Tさんは、23歳という若さで突然亡くなったご子息のため、生前好きだったピアノ型のお墓を建てた。

(M.Tさん/神奈川県横浜市)

入賞

サッカーボールをイメージしたお墓

群馬県の岩下さんは、亡き父のためのお墓で入賞。デザイン関係の仕事をしていることから、サッカーボールの五角形・六角形をお墓のデザインに取り入れた。

(岩下悠人さん/群馬県みどり市)

月刊仏事 11月号に掲載されています

掲載記事

特集 お墓
2021.11.09