山の麓、川岸、森の中―。日常生活の場を離れ、自然に囲まれ豊かな時間を過ごせるキャンプは、若者やファミリー層が楽しむものというイメージがあるかもしれません。しかし、一線を退いたシニア世代にこそおすすめしたい理由があります。

自然体験で身も心も豊かな時間を過ごそう
近年のアウトドアブームの中、シニア世代で新たにキャンプを始める人が増えています。道具の運搬やテント設営で体を動かすため手ごろな運動ができ、自然と触れ合えるゆっくりとした時間を過ごせるキャンプは、シニア世代の趣味としてもぴったり。
野外で楽しむ食事は、ぜいたくな料理でなくても格別においしく感じられるでしょう。川のせせらぎを聞いたり、星空を眺めたり、木々の香りとともに楽しむコーヒーなど、キャンプならではの体験ができるのが大きな魅力です。
シニア世代がキャンプを始める際は、とにかく無理をしないことが大切です。最初は日帰りのデイキャンプから始めるのがおすすめ。また、テントのそばまで車を乗り入れられるオートキャンプ場を近場で探してみましょう。テントの設営が不安なら、まずバンガローに泊まってみるか、手ぶらで行けるグランピングで慣れてからテント泊に挑戦しても良いかもしれません。
キャンプ場を選ぶ際は、トイレ、炊事場、シャワーの有無といった設備の充実度も確認しておきたいところ。トイレが近くなりがちなシニアは、なるべくトイレに近い場所にテントを設営できるとより安心です。
また、キャンプギアを最初から揃える必要はありません。自宅にある物で代用すればお金をかけずに始められます。ネットで申し込みできるキャンプギアのレンタルサービスも検討してみてください。サイズの大きいテントは設営に体力が要るため、なるべく構造がシンプルで組み立てやすい物を選ぶ方が無難です。腰が痛くならないように毛布や厚みのあるシュラフ(寝袋)、コット(簡易ベッド)を使うなどして寝具類を充実させると、快適に過ごしやすくなるでしょう。
1人で始めるのは少し心配という人は、シニア向け社会人サークルなどが企画するキャンプもあります。チャレンジしやすく、自然と触れ合いながら適度に体を動かせるキャンプはシニア世代の趣味としておすすめ。これを機にキャンプに行って、自然の中で身も心もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

