お葬式や法事、お墓参りなどで使う「数珠」。いざ購入しようとすると、「男性用と女性用は何が違うの?」「男女兼用でも大丈夫?」と迷う方も多いのではないでしょうか。数珠は宗派によって形が異なるだけでなく、手の大きさに合わせて作られているためサイズや色など男女により異なります。今回はその違いや選び方について解説します。

違いは「珠の大きさ」「全体サイズ」「素材・カラー」
数珠の男性用と女性用の主な違いは「珠の大きさ」「全体のサイズ(長さ)」「素材・ラー」の3点です。なかでも最もわかりやすいのは珠の大きさです。男性用は比較的大きめで10〜12mm前後の珠で作られており、全体のサイズは手の大きな男性でも持ちやすいように尺二(約34cm〜)など大きめです。素材は黒檀や紫檀などの木材、虎目石やオニキスなどの渋い天然石が多いです。また房の色は黒、茶、紺などのシックな色合いで、全体的に重厚感があります。
一方、女性用は小ぶりで繊細な印象のものが主流です。珠のサイズも6〜8mm前後と小さめで、全体のサイズは八寸(約24cm)程度とコンパクト。素材は水晶、ローズクォーツ、翡翠など華やかで明るい天然石などが選ばれる傾向があります。房の色はピンク、紫、白などで手元がやわらかく上品に見えるよう工夫されています。
また子供用の数珠は、宗派を問わず使える「略式数珠」が一般的です。数珠に決まった所持年齢はありませんが、法事の際に大人の真似をして一緒に手を合わせられるようになる、未就学児〜小学生頃のタイミングで用意する家庭が増えています。素材は軽くて割れにくいプラスチック・樹脂製のものを選ぶと安心です。
数珠には持ち主の念が宿ると言われており、故人を偲ぶ合掌する際には欠かせない品です。そのため基本的には貸し借りをしないのがマナーとなっています。急な弔事で家族から借りることもありますが、大人としては自分用を一つ持っておくと安心です。


