老人ホームとどう違う? 政府も整備に動き始めた「シニアシェアハウス」とは【今さら聞けない終活豆知識vol.77】

       
今さら聞けない終活豆知識 終活
2026.04.24

老後の生活を考えたときに検討する老人ホーム。しかし、高齢化社会に伴う人手不足などが原因で、老人ホームの維持が危ぶまれています。そこで近年、老人ホームに代わって注目されているのが「シニアシェアハウス」。シニアシェアハウスとは一体どのようなものなのでしょうか。

写真出典:PIXTA

高齢者の新しい暮らし方「シニアシェアハウス」とは

シニアシェアハウスとは、単身や夫婦の高齢者が共同生活を送るための住まい。老人ホームとは異なり、自立した生活ができる入居者を中心に構成されます。また、バリアフリー化されている物件が主なのも大きな特徴。あくまでシェアハウスのため、個室以外のキッチンやリビングなどは共有スペースとなります。

シニアシェアハウスのメリットとしては、老人ホームよりも経済的負担が少ないこと。生活の自由度も高いため入居者同士の交流も発生しやすく、生活に刺激が生まれるので孤独死のリスクを減らせるのもメリットのひとつです。

ただし、介護サービスの提供は基本的におこなわれていません。介護スタッフが常駐していないことがほとんどなため、入居者同士でカバーしあったり、サポートが必要な場合は訪問介護などの外部サービスを検討する必要があるでしょう。認知症を患っていたり、要介護度の高い人は入居を断られる可能性があるのも注意するべきポイントです。

少子高齢化が進む日本。とくに地方では介護施設の減少に伴う高齢者の住まい問題が予測され、政府もシニアシェアハウスの整備に乗り出し始めました。今後3年間で100カ所の設置を目指していて、想定されているのは個室を備えた小規模なシェアハウス。ただし、規模を抑えた介護施設や障害者グループホームを併設して、サービス提供の効率化を図るとしています。

一人暮らしの不安を解消し、経済面でも負担の少ないシニアシェアハウス。今後ますます老後の選択肢のひとつになっていくかもしれません。