「終活を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない…」そんな声は少なくありません。じつは、そんな悩みに寄り添ってくれる専門家が「終活アドバイザー」です。資格を取得したアドバイザーがおこなってくれるのが、ライフプランや医療・介護、住まい、葬式・墓、相続といった幅広い分野への対応と、人生の締めくくりを自分らしく迎えるためのアドバイス。今回は終活アドバイザーの役割や資格取得の方法についてご紹介します。

困ったときに頼れる専門家「終活アドバイザー」
終活アドバイザーとは、相談者が納得のいく人生の終盤を過ごすために、幅広い視点からサポートする存在。相談者の希望や心配ごとを整理し、必要に応じて各分野の専門家と連携しながら実行支援や問題解決を進めていきます。医療や介護、相続など人生後半期に直面する課題に、トータルで向き合えるのが大きな特徴。
資格取得の方法も通信講座で学べるので、仕事や家事の合間に自分のペースで学習できるのも魅力です。ユーキャンの「終活アドバイザー講座」を修了し、在宅で受けられる試験に合格すると有資格者に。その後、終活アドバイザー協会に登録することで、正式に活動できるようになります。
この資格は自分自身や家族の終活に役立つのはもちろん、医療・介護関係者や金融関係者にとってもスキルアップにつながるのも魅力。実際の現場で役立てることで、相談者との信頼関係づくりにも生かせる点が注目されています。
ちなみに「終活カウンセラー」という似た資格も。こちらは「カウンセラー」という名前の通り、相談者の話を聞き、精神的な支えになりながら専門家や企業との橋渡しを担う役割が中心です。目的やアプローチの違いを知った上で、自分に合う資格を選ぶのがおすすめでしょう。
「終活アドバイザー」という存在を知ることは、終活を前向きに進める第一歩になるかもしれません。自分や家族の人生設計をより良いものにするために、心強いパートナーとして、まずは講座の内容を調べてみるのもおすすめです。


