年齢を重ねても、元気でハツラツとした生活を送りたいものですよね。そのように願うシニア世代では、健康維持のためにスポーツに取り組んでいる人も多いのではないでしょうか。
かつての日本では、シニアスポーツといえばゲートボールが代表格でした。しかし近年はすっかりその人気は下降傾向に。今回は、いまシニア世代に支持されているスポーツについて紹介していきます。

シニア世代には自分に合ったスポーツを選ぶことが大切
各企業や団体が実施しているアンケート調査の結果をみると、どのランキングでもシニア世代に圧倒的な人気を誇っているのが「ウォーキング」です。最大のメリットは、やはりお金をかけずに気軽に始められること。体への負担をあまりかけずに体力や筋力の維持ができるほか、生活習慣病などの予防にもなるので多くの人が実践しています。
ウォーキングに続いて「ゴルフ」も上位に入ることが多いスポーツ。年齢に合わせてペースや運動時間を短く調整しながら、無理のない範囲で続けられるといった魅力があります。適度に筋力を使いコースを徒歩で移動するため、健康のためにも良い運動となるでしょう。また、仲間と一緒に楽しめるといった点も熱い支持を受けるポイントです。
近年人気が高まっているのが「ヨガ」や「ストレッチ」。外出することなく自宅でチャレンジでき、座ったままおこなえるため、体力に自信のない人でも楽しむことができます。ゆっくりと身体を伸ばすことで、姿勢の改善や筋肉の緊張をほぐす効果も。軽いエクササイズとして続けやすい点も魅力で、シニア世代にぴったりのスポーツと言えます。
他にも、自分のペースで楽しむことができる「サイクリング」や「ハイキング」なども人気。陸上より低負荷で全身運動ができる「水泳」は免疫力アップにも優れており、おすすめのスポーツです。
ちなみに、ゲートボール人口は90年代にピークを迎え、当時の競技人口は600万人ともいわれていましたが、現在は100万人台まで減少。新しいシニア世代には個人主義が浸透しており、団体競技であるゲートボールになじまないことが理由の1つのよう。チーム内での人間関係がこじれ、トラブルが多発したことなども原因と言われています。
自分のペースで楽しみながら、長く続けられるスポーツを見つけたいものですね。


