防災の日から始める「終活」【今さら聞けない終活豆知識vol.100】

       
今さら聞けない終活豆知識 終活
2026.08.28

終活の悩みで実は多く聞かれるのが「そろそろ終活のことも家族と話しておきたいけれど、重い話題になっちゃいそう……」「親や子どもにどう切り出せばいいか分からない」という声です。「重い話題になりそう…」「子どもに心配をかけたくない」と躊躇してしまう方も少なくありません。実は、9月1日の「防災の日」は、そんな大切な話題を自然に共有できる絶好のタイミングなのです。

写真出典:PIXTA

防災も終活も、本質は「家族への思いやり」

9月1日の「防災の日」に向けて非常食や防災リュックを準備するご家庭も多いと思います。ですが、本当の防災対策はグッズを揃えることだけではありません。万が一のときに家族がどう行動すべきか、「情報や環境を整えておくこと」まで含めて初めて安心と言えます。 そう考えると、「もしもの時に家族が困らないように備える」という点で、防災も終活も本質はまったく同じです。「防災対策」という日常の延長にあるテーマなら、ご家族も身構えることなく自然に大切な話に耳を傾けてくれます。

今すぐできる!防災×終活の3つのステップ

具体的にどのようなことから始めればよいでしょうか。今日からご家族と一緒に取り組める3つのチェックポイントをご紹介します。

避難経路の確保と「お部屋の片付け」

地震が起きたとき、家具が倒れて廊下やドアを塞いでしまっては危険です。いらないモノを整理し、家具を固定することは立派な防災対策。同時に、モノを減らしておくことは「生前整理」の第一歩にもなり、将来のご家族の負担を大きく減らすことにつながります。

②通帳や保険証券など「重要書類の保管場所」の共有

突然の入院や避難の際、自分に代わって家族に必要な書類を持ってきてもらうこともあるかもしれません。取引している金融機関や保険会社のリスト、各種ID・パスワードなどはデジタルだけでなく「手書きの紙」にまとめて一覧にし、保管場所をご家族と共有しておきましょう。

③連絡先を「紙に書き写す」

普段は携帯電話の登録アドレスなどに頼りがちですが、災害時にバッテリーが切れたり壊れたりすると、大切な人の電話番号すらわからなくなってしまいます。ご家族や親しい人の連絡先、かかりつけ医などの情報はノートやカードに書き留めておくと良いでしょう。

防災対策のついでに、大切な情報をノート一冊にまとめてみる。それだけで、いざという時に家族を守る立派な「エンディングノート」のきっかけになります。今年の「防災の日」は家族と一緒に「我が家の安心」について話し合ってみてはいかがでしょうか。