万が一の事故を未然に防ぐために! 「免許返納」について詳しく解説【今さら聞けない終活豆知識vol.71】

       
今さら聞けない終活豆知識 終活
2026.04.03

年を取ると、若い頃と比べて反射神経や咄嗟の判断力は鈍くなってくるもの。車を運転する人にとって、反射神経・判断力の低下は大きな問題ではないでしょうか。事実高齢者による交通事故も毎年一定数起こっており、度々「免許返納」が話題になっています。「免許返納」は“いつするべきなのか”“どこで返納できるのか”など、詳しく解説しましょう。

写真出典:PIXTA

返納年齢に関する法的な決まりは「なし」

高齢になったら返納した方がいいとは言われるものの、ではいったいいつ返すのがいいのでしょうか。じつは現状では「何歳になったら返す」というルールはありません。警察庁交通局運転免許課が発表した令和5年までの調査によると、運転免許の自主返納数は平成26年で20万8414件でした。それから10年後の平成5年には38万2957件と、約1.8倍に増加。免許を返納する人は増えているようです。

免許を返納する年齢のボリュームゾーンは65~70代。とくに70歳前半が多くなっています。ただし、免許返納の目的は万が一にでも交通事故を起こさないようにするため。もし60代でも自分の健康状態に不安があるなら、免許を返納したほうが賢明です。年齢ではなく、自身の身体や健康と向き合いながら返納時期を考えましょう。

実際に免許を返納しようと決めたら、近くの免許センターや警察署で手続きができます。代理人による返納や郵送での手続きが可能な地域もあるので、気になる場合は問い合わせて見るといいでしょう。

また、免許を返納した際は「運転経歴証明書」を発行してもらうのがおすすめです。運転経歴証明書は免許証の代わりに身分証明書として使える他、持っているだけでもさまざまな特典が。たとえば、よく知られているのが電車やバス・タクシーなどの公共交通機関の割引です。

さらに、高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店では、「定期預金の金利上乗せ」「仏壇仏具、葬儀料金の割引」「自転車や電動車いす購入時の割引や特典」などが受けられる店舗もあるよう。

運転経歴証明書は免許返納時、及び免許証の有効期限が切れてから5年以内に申請することで発行されます。くれぐれも、返納時の申請を忘れないようにしましょう。

健康状態や判断力に少しでも「あれ?」と思うことが出てきたら、早めの免許返納を考えてみてもいいかもしれません。