株式会社鎌倉新書が運営する店舗「窓口de終活」(錦糸町マルイ/東京都墨田区)が実施している「終活川柳大賞」について、2131件(約5300句)の応募の中から受賞作が発表されましたので、お知らせします。
終活川柳とは
「終活」、始めてますか? 終活とは、自分の葬儀やお墓の用意をすることだけではありません。「これからの人生をいきいきと送るための準備」でもあるのです。自分の人生を振り返ってみたり、家の荷物を整理してみたり、これまでお世話になった人に感謝の言葉を伝えたり……そういった活動も、大きく見れば「終活」のひとつと言えるでしょう。
そんな広い意味での「終活」に関する川柳作りを通して、終活への考えを新たにとらえ直していただきたいという思いで企画・実施しています。
大賞作品
戒名も 墓も決まって ジム通い
(ひで 神奈川県 67歳)
窓口de終活賞
夫より ペットと入れる 墓探し
(チョコあんこ 宮城県 29歳)
その他の優秀賞・佳作に関しては特設ページでご紹介しています。ぜひご覧ください。
選評:終活川柳大賞運営事務局より
終活川柳の公募は今回、私たちにとっても初めての経験で、どのような川柳が集まるのか、とても楽しみでした。
ご応募いただいた川柳は、いずれも終活を「これからの人生をよりよくするもの」とポジティブに描いたものばかり。終活に、就活や婚活(恋活)を重ねたものや、断捨離やエンディングノート執筆、遺産相続などの自身の終活体験をユーモラスに表現した作品が多くみられました。
今回、大賞に選ばれたのは「戒名も 墓も決まって ジム通い」です。終活の一環として、生前に戒名を決め、お墓の購入も終え、晴れ晴れとした気持ちで前向きにシニアライフを楽しんでおられる様子が伝わり、審査員の中で最も高く評価されました。
このほかにも心がふっと和むもの、思わずクスっと笑ってしまうもの、なるほど!と唸るものなど秀作がたくさんあり、ありがたいことに選考には本当に悩まされました。「推し活」「Youtuber」「AI」「Chat GPT」など、現代的なワードを意識的に盛り込んだ意欲作も頻出し、全体を通して、今どきの中高齢者層の価値観や情報感度の高さがうかがえました。
この度は、たくさんのご応募をいただき誠にありがとうございました。