最近高齢者住宅での強盗事件が立て続けに発生していることから、不安に感じている人は少なくないでしょう。なぜ高齢者住宅が狙われてしまうのか。今回は、強盗に狙われやすい住宅の特徴を紹介します。

「ちょっとそこまで……」の外出でも油断は禁物!
そもそも高齢者住宅がターゲットになる理由としては、「侵入しても住人に気づかれにくく、逃げやすい」という点が挙げられるでしょう。若年層に比べ高齢者は聴力や視力といった認知機能が低下しているので、強盗に入られてもすぐに気づきにくい傾向にあります。そして万が一住人と鉢合わせても、力でねじ伏せることができてしまうため犯人は簡単に逃走が可能。
実際に警察庁が発表している情報によると、強盗犯は下見の段階で「在宅者の有無」の他に、「侵入のしやすさ」「逃げやすさ」などをチェックしているといいます。高齢者住宅は、侵入者にとって犯行に及びやすい環境だといえるでしょう。
強盗犯に狙われないようにするには、侵入経路になる可能性の高い場所へ防犯対策を施すことが大切です。警察庁が公表した2023年のデータでは、戸建て・集合住宅といった住宅の形態にかかわらず、「窓」と「表出入口」から侵入されるケースが全体の70%以上を占めていました。さらに多くの場合、戸締まりがされていない場所から侵入されているのも特徴です。
そのため在宅時や少しの外出時でも、逐一戸締まりを徹底することは強盗被害を防ぐうえで重要。また庭の植木などで外から死角になる場所が生まれないようにしたり、防犯カメラまたはセンサーライトを設置したりして、犯人に「侵入しにくそう」という印象を与えるのも効果的です。
侵入者のおよそ7割は、侵入に5分以上かかると犯行を諦めるといわれています。日頃の行動パターンも見直しつつ、侵入しにくい住まいづくりを意識してみてはいかがでしょうか。

