「断捨離」のコツ 片づけが続く人のシンプル習慣【今さら聞けない終活豆知識vol.90】

       
今さら聞けない終活豆知識 終活
2026.06.19

「片づけたい気持ちはあるのに、なかなか物が減らせない」、そんな悩みを抱えている方は少なくありません。断捨離はただ物を捨てる作業ではなく、自分にとって本当に必要なものを見極める習慣です。少し考え方を変えるだけで、片づけはぐっと進めやすくなります。今回は、無理なく続けられる断捨離のコツをご紹介します。

写真出典:PIXTA

「捨てる」ではなく「必要なものを選ぶ」

断捨離はものを捨てるイメージが強いですが、大切なことは「今の自分に必要なものを選び、執着から解放される」という視点です。クローゼットの奥に眠っている服や、何年も使っていない食器、読まなくなった本などを見て、「いつか使うかもしれない」と感じてしまうことはよくあります。しかし、その“いつか”が来ないまま、物だけが増えていくケースも少なくありません。過去に使っていたかどうかではなく、「現在の暮らしに必要か」を基準にすると、物との向き合い方が変わってきます。

また、断捨離で失敗しやすいのが、一気に片づけようとしてしまうことです。休日に家中を整理しようとすると、途中で疲れてしまい、やる気を失ってしまうこともあります。そんな時は、「今日は引き出しひとつだけ」「洗面所だけ」など、小さな範囲から始めることがおすすめです。少しずつでも片づけが進むと達成感が生まれ、継続しやすくなります。1日15分程度でも続けることで、部屋は少しずつ変化していきます。

さらに、断捨離では「まだ使える」という理由で物を残してしまいがちです。しかし、“使える”ことと“実際に使っている”ことは別です。サイズが合わなくなった服や、便利そうで買ったものの一度も使っていないグッズなどは、今後も出番がない可能性があります。迷った時は、「ここ1年で使ったか」を基準にしてみるのもひとつの方法です。使っていない物を手放すことで、収納スペースだけでなく、気持ちにも余裕が生まれます。

一方で、写真や手紙、子どもの作品など、思い出の品は判断が難しいものです。思い出の品は感情が入りやすく、見始めると手が止まってしまいます。そのため、断捨離に慣れるまでは、衣類や日用品など比較的判断しやすいものから始めるのが良いでしょう。無理に捨てる必要はなく、「本当に残したいもの」を厳選するだけでも十分です。

そして、断捨離を成功させるためには、「物を増やさない習慣」を意識することも大切です。せっかく片づけても、新しい物を次々と増やしてしまえば、再び部屋は散らかってしまいます。買い物をする時に、「本当に必要か」「置く場所はあるか」を考えるだけでも、無駄な買い物は減らせます。また、「1つ買ったら1つ手放す」というルールを作るのも効果的です。

断捨離は、ただ部屋をきれいにするためだけのものではありません。不要な物を減らすことで、掃除がしやすくなったり、探し物が減ったりと、暮らし全体が快適になります。さらに、自分に必要なものを見極めることで、心にも余裕が生まれます。全部を一度に片づけようとせず、まずは小さな場所から、自分のペースで始めてみることが、断捨離を続ける一番のコツです。